副理事長 篠田 修司

 副理事長基本方針
 岐阜JCは、「ひとづくり・まちづくり」団体として、まちの次代を見据え運動を展開してきました。今後も岐阜JCが変革の能動者の集団として自らがまちを変えていくのだという気概を持ち、まちづくり運動を推し進めていくのです。「明るい豊かな社会」の実現のために、ぎふのまちが変わる可能性を私たちが示すことで、市民、各種団体、企業、行政の方たちと手を携え、自立的に変わっていくまちを目指す必要があります。
 グローバル化の促進により世界との距離が縮まり活動する場所を個々人が選択でき、また、人口減少という喫緊の課題が迫っている中で、守るという意識だけでは現状を維持することさえ困難になるのは明白です。持続的な賑わいを創出するためにも、伝統や風土というまちの基盤を守りながらも、自らで流れを起こさなければなりません。伝統の継承だけでなく革新という要素がなければまちの未来は切り開けないのです。
 ぎふのまちには、清流長良川、金華山を中心とした豊かな自然のもと育まれた素晴らしい環境や文化があります。一方で住み暮らし易いまちに一定の充足感が現状あるが故に、人々はまちを革新させていくという意欲が乏しいと感じます。まずは、まちの人々が世界に目を向け視野を広げ目線を上げることで、既成概念を取り払うのです。そして、まちに潜在している可能性を見出し、変化していくことを嘆くのではなく革新を起こす機会だと捉えましょう。人々が変化を肯定的に捉え、まちは変えられるという意識で起こす一つひとつの活動が、周りを巻き込み感化させ「世界に誇れるひとの和」へと繋がります。
 私は岐阜JCで様々な経験をしてきた中で、行動しなければ何も生まれないことを学ばせていただきました。成果を生み出すには結果を出すことが必要です。臆せずに一歩を踏み出すこと、その一歩が結果となり成果へと繋がるのです。私は、岐阜JCメンバー一人ひとりが「明るい豊かな社会」の実現を信じ、個の力を結集し運動を展開していくためにも、まずは自身を修め練磨し、一人ひとりが輝けるように導いていきます。