ぎふのまちでは、先人たちによって文化的・地理的な要素に知識や経験、発想が加えられた結果、ぎふのまちを代表する魅力として磨き上げられ、ここに住み暮らす私たちやまちづくりにおいて欠かせないものとなっています。まちの魅力は、人々の心を惹きつけ賑わいを生み出すだけではなく、内外の人々から高く評価されることで、市民にとっての誇りとなり、ずっとこのまちに住み続けたいと感じる原動力の一つとなります。しかしながら、常に変わりゆく社会の中において、現状のままではまちの魅力はその輝きを失い、人々の心を惹きつけることはできなくなってしまいます。多くのひとの心を惹きつける輝くぎふのまちとなるためには、市民の自由な発想力で新たな魅力が創造される、クリエイティブなまちである必要があるのです。
本年度、クリエイティブなまち創造室では、市民が常識にとらわれない自由な発想力をもってまちに新たな魅力を創造し、その魅力が次の発想への契機となる、発想が連鎖するまちを目指します。そのためには、まずぎふのまちを知る必要があります。多種多様な市民や来訪者の立場からみたぎふのまちを知ることで、このまちに住み暮らす私たちが現状を捉え直し、認識できていない魅力の原石を見出すことができるのです。そうやって見出した魅力の原石に、市民との協働により、発想力を掛け合わせアイデアを展開することで、新たな魅力の手掛かりが見つかるはずです。それらを新たな魅力として具現化して内外の人々に発信し、共感を得ることができれば、まちを代表する魅力となります。そして、新たな魅力が次の新たな発想を生み、別の新たな魅力の創造へと繋がるクリエイティブなまち実現へのきっかけとなるのです。
私は、1年を通して、室メンバー全員が創造性に富んだまちづくりの主体者として活躍できるように、そして委員長が発想力あふれるぎふのまちづくりのリーダーとなれるように、JCという組織の素晴しさを伝え導いていきます。