岐阜JCは、67年の永きに亘り「明るい豊かな社会」の実現を目指し、ぎふのまちのため「ひとづくり・まちづくり」運動を展開してきました。これまで、岐阜JCがまちや市民が抱える問題に対して先駆的な活動を展開してこられたのは、価値の創造者であることを自覚し、プロセス重視のもと情熱をもって妥協なく理想と成果を追求する姿勢を貫いてきたからです。これからも、岐阜JCがまちや市民に必要とされる存在であるために、議論を通じて組織の力を最大限に発揮し、自他共に認める成果を上げ続けなければなりません。
そのために、岐阜JCで引き継がれてきたプロセス重視の組織風土を大切にする必要があります。すなわち、掲げた目的を達成するためにいかなる手法を用いていかなる効果を上げるか、その判断に至った過程も含めて明確に示し、背景から手法に至る論理の整合性を議論する中で、様々なアプローチの可能性を見出し、成果を上げることができるのです。また、限られた人的・物的な資源を有効に活用し最大限の成果を生み出すためには、資源を生産的な活動に集中させることはもちろん、メンバー間で支え合う組織であることが不可欠です。互いに支え合う人間関係の中でこそ、メンバー間の絆も育まれます。また、プロセスを踏まえて物事を進めていく経験は、自身の成長をもたらすはずです。
本年度組織運営グループは、良き組織風土を継承するだけでなく、各メンバーが意欲的に自らの力を発揮し、活発な議論を通じて組織としての最大限の力を発揮できるよう、下支えをしていきます。また、岐阜JCがまちや市民に必要とされる存在であるために、守るべきものと変えるべきものを見極めます。自分に課されたタスクをこなすという姿勢だけでは、クリエイティブなアイデアは生まれません。成果を生むために多様な背景をもつメンバーと議論を交わし、自分がもっていなかった新たな視点を得て、発散的思考の過程を楽しみましょう。私は専務理事として、理事長や副理事長を補佐すると共に、メンバーと組織が成長していくことに注意を払い、組織の舵取りをしながら、業務を遂行していきます。